photo
 

社会を明るく照らすチカラ

横浜グッズものがたり

●国境も時空も超えて生き続けるアート

●社会を明るく照らすチカラ

●消えゆく童謡を、伝え続けるグッズ

●業平、新西蘭、南阿弗利加、なんて読む?

●青だけで表現するYOKOHAMA

●あけてビックリ、TeaならぬTee!

●今日もどこかで「ようこそヨコハマへ!」

●青い斑点は、元気のしるし!

●ひら ひら キラ キラ わく わく

●大風呂敷を広げる。

●「お荷物」じゃないよ。

●和か?洋か?

●晴 のち 霰

●すばらシー!

●失敗は「石鹼」の母なり。

●Beeeeeeeeee……rいろいろ。

 2010年、横浜マリンタワー50周年を記念して制作された。 50年後、100年後にも、横浜を代表するアイコンとなるポスターを…という発注者の願いに勝井氏がこたえて実現したものだ。
 いつも新しい表現方法にチャレンジを続け、色や光にこだわり続けた勝井氏が描くマリンタワーは、幾重にも重なりあう色で構成され、これから50年後、100年後の明るい未来を感じさせる。
 1色から4色が大半のオフセット印刷だが、このポスターは何と10色印刷!校正(試し刷り)の現場に幸運にも立ち会うことができたが、隣り合う色の組み合わせを何度も何度もシミュレーションし、数時間かけて色を組み立て直していたのがとても印象的だった。
 この作品は、マリンタワーの記念切手になり、ポストカードにも展開され、今でも手に入れられるアートとして注目されている。
 モノクロでシンプルな世界がある一方、カラフルで光にあふれたポスターは、見る人に勇気と元気を与えてくれる。先が見通しにくいこんな時代にこそ、 勝井氏のポスターは社会に必要なアートになっていくだろう。__文:田中あづさ
横浜マリンタワー
デザイン:勝井三雄

ポスター(B1変型 990×655mm):¥5,500(税込)
ポストカード:¥165(税込)

商品は下記オンラインショップにてお求めいただけます。
madeinyokohama


勝井三雄[グラフィックデザイナー]
1931年~2019年
日本グラフィックデザイナー協会理事、 東京アートディレクターズクラブ会員、 AGI会員、武蔵野美術大学名誉教授。ニューヨークADC賞、 メキシコポスタービエンナーレグランプリ、 芸術選奨文部大臣賞、 紫綬褒章などを受賞。