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青だけで表現するYOKOHAMA

横浜グッズものがたり

●国境も時空も超えて生き続けるアート

●社会を明るく照らすチカラ

●消えゆく童謡を、伝え続けるグッズ

●業平、新西蘭、南阿弗利加、なんて読む?

●青だけで表現するYOKOHAMA

●あけてビックリ、TeaならぬTee!

●今日もどこかで「ようこそヨコハマへ!」

●青い斑点は、元気のしるし!

●ひら ひら キラ キラ わく わく

●大風呂敷を広げる。

●「お荷物」じゃないよ。

●和か?洋か?

●晴 のち 霰

●すばらシー!

●失敗は「石鹼」の母なり。

●Beeeeeeeeee……rいろいろ。

 横浜をイメージする色は?という質問に、78.7%の市民が「青」と答えたというデータがある。(1997年横浜市市民意識調査)やはり海がある市というイメージなのだろうか。そのイメージをそのまま表現したポストカードが、横浜で販売されている。その名も「ブルーサイトヨコハマ」という。
 1900年代半ばに活躍したフランスの画家に「イヴ・クライン」がいる。単色の作品を制作する「モノクロニズム」を代表する作家だ。34歳で世を去った彼の活動期間はわずか7年余り。その間にオレンジや金、ピンク、青などの単色のみによる絵画作品を次々と発表した。特に「青」は、宇宙の神秘的なエネルギーに通じる色として大切にし、自ら顔料まで開発したという。もっとも高貴な色「インターナショナル・クライン・ブルー」と呼ばれる深い青色で特許も取得した。彼にとってこの青は、生まれ故郷のニースの海岸で見た「空の色」でもあるという。
 「ブル-サイトヨコハマ」は、イヴ・クラインにあやかった、青だけのポストカードだ。6種類の青を選んで、6種類のカードに仕立てあげた。それぞれの青に、その色からイメージする名前がつけられている。「サニーブルー」はランドマークタワーから見た真っ青な空。「サンセットブルー」は夕焼けが溶けた海の青、「スノーブルー」は真冬の雪空を思わせる青…など。青だけで横浜を表現し、青だけで横浜の風景を思い浮かべる…。想像力の翼を思い切り羽ばたかせて、横浜から宇宙まで思いを馳せてみたい。__文:田中あづさ
ブルーサイトヨコハマ・ポストカード
6枚セット ¥550(税込)